趣味のサークル仲間とファミレスに行ったときのことです。男女兼用のトイレがあるのですが、そこに小型カメラを仕掛けてしまいました。モーションセンサー型の小型カメラで人の動きに反応するタイプのものです。私が小型カメラを仕掛けて1時間位したところで店員達がトイレ付近に集まって話をしていました。私は盗撮がバレたと思い、サークル仲間たちに急用ができたと伝え先に店を出ました。カメラは当然回収できていません。ファミレスの入ったビルのエレベーターで1階まで降り、店の入っていたビルから出たところで制服の警察官とすれ違いました。小型カメラの中にはmicroSDカードが入っているのですが、カメラを仕掛ける私の顔が映っていると思います。警察官がサークル仲間にファミレスで聴き取りをしているかもしれません。また、エレベーターに乗って1階まで降りたのでエレベーターの防犯カメラにも映っているかもしれません。
迷惑防止条例違反(都道府県により名称は異なる)
男女兼用トイレに小型カメラやスマートフォンを設置して盗撮した場合には、建造物侵入罪では立件されない運用になっていますが、各都道府県の定める迷惑防止条例違反には該当します。建造物侵入罪には該当しないものの、トイレ盗撮は悪質と判断され逮捕等の強制捜査がなされ、さらに報道される可能性もあります。警察により小型カメラの解析がなされることは確実と思われます。そこからあなたの顔が特定されることになると思われます。さらに店内の防犯カメラを解析し、あなたが使用していた座席や同じテーブルのサークル仲間も特定されている可能性があるでしょう。また小型カメラに付着した指紋も採取していると思われます。これらの情報から、あなたが特定され後日逮捕、逮捕時の報道がなされる可能性は十分あるといえます。
警察に小型カメラが押収されている以上、犯人が特定され後日逮捕される可能性は十分にあります。警察は、小型カメラの解析、店員からの聞取り、店内の防犯カメラの解析、サークル仲間の特定や事情聴取、あなたの行動確認等をして逮捕状を請求することは十分に考えられます。裏付け捜査に一定の時間を要することから、おそらく後日逮捕までは数週間から数か月かかることもあり得ます。自首をするのであればあなたのサークル仲間に事情聴取をする前にした方が良いでしょう。また自首後は不起訴に向け被害者との示談交渉を進めていくことになりますが、小型カメラには複数人が映っている可能性があり、警察が被害者を特定できている人もいればそうでない人もいるでしょう。そのため、誰とどのような順番で示談交渉していくかは綿密に検討していく必要がありあります。
着手金 44万円(税込)~
成功報酬 0円~66万円(税込)