講師

森伸恵弁護士
森 伸恵 もりのぶえ
弁護士
  • 東京弁護士会所属、レイ法律事務所弁護士
  • 東京弁護士会LGBT法務研究部 部会員
  • 東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員会 委員

企業とLGBTQ+

これまでのご相談例をもとに、企業の方向けに、①SOGIハラ防止、②LGBTQ+当事者従業員を前提とした就業規則・福利厚生の作り方、③相談窓口の作り方・運用、④SOGIハラが問題になった相談例・裁判例等を具体的にレクチャーいたします。
カミングアウトの強制・禁止、就活時のSOGIハラ、顧客によるSOGIハラ等、最新の法改正に基づく内容・対応方法についても実践的に触れ、どうしたらSOGIハラが起きない職場環境を作っていけるかをお伝えいたします。
※SOGIハラとは?性自認・性的指向に関する嫌がらせ、差別的言動等のハラスメントをいいます。アウティングもSOGIハラに該当します。

講演テーマ例

経営層(役員)向け
人的資本開示時代のLGBTQ+施策
管理職向け
SOGIハラ防止とマネジメント実務、顧客によるカスハラ+SOGIハラへの対応、アライ教育
人事担当者向け
プライド指標・就業規則・福利厚生、SOGIハラ防止、相談窓口設計・運用
全社員向け
誰もが働きやすい職場づくりーLGBTQ+基礎知識、カミングアウト、SOGIハラ防止、善意や不注意によるアウティング防止、相談窓口の活用方法、アライ教育

学校とLGBTQ+

最近の調査結果では、LGBTQ+の人口は8.9%(約11人に1人)と言われています。左利きの人やAB型の人と同じくらいの数字ですので、「35人学級に少なくとも2〜3人」ということになります。
しかし、いまだ多くの中学校・高校の教科書において、性的指向や性自認(SOGI)に関する記述は極めて限定的です。また、当事者の生徒達の中には「自分はおかしいのではないか」「なぜ自分は大多数の人のように異性を好きになれないのだろう」等々、誰にも言えない悩みや不安を抱え、孤独を感じている人もいます。
セミナーでは、LGBTQ+の生徒が直面する困難(悩み、いじめ、不登校、自尊心の低下)のリアルを伝え、教職員や保護者が「今すぐできる具体的な言動」を提示します。大人の無理解により子供を傷つけることがないよ
う、正しい知識を身に着けていきましょう。

「なぜ、今『学校』での学びが必要なのか?」
  • ・「自分はおかしくないんだ」という自己肯定感の向上
  • ・いじめ・不登校リスクを減らす
  • ・教職員が正しい知識を持ち、生徒が安心して学べる環境を作る(教育環境配慮義務の履行)
  • ・アウティング(暴露)の防止

講演テーマ例

教職員の方向け
  • LGBTQ+入門(基礎知識、LGBTQ+の人口、法整備など)
  • 文部科学省「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細やかな対応の実施等について」の解説
  • 生徒からカミングアウトがあったら?
  • 実際の相談例や裁判例のご紹介
  • 教職員が留意すべきこと
  • LGBTQ+フレンドリー学校の取り組み例
  • 医療機関との連携
学生・生徒向け
LGBTQ+入門(LGBTQ+ってなーに、LGBTQ+の人口や歴史、悩みごと)
  • 自分がLGBTQ+だと思ったら
  • 友達がLGBTQ+だと思ったら
  • 友達からカミングアウトがあったとき
  • アウティング、いじめへの対処法
  • 家族、学校の先生との関係
保護者、PTA向け
LGBTQ+入門(基礎知識、LGBTQ+の人口、歴史、国や自治体の動き、学校の取り組み)
  • 子供がLGBTQ+だと思ったら
  • 子供からカミングアウトがあったら
  • いじめ、アウティング
  • 現在の日本の教育におけるLGBTQ+に関する取組み
  • 医療機関との連携、相談窓口

行政とLGBTQ+

今やLGBTQ+に関する事項は、自治体や公的機関において、多様な住民ニーズへの対応として「避けて通れない法的課題」です。
パートナーシップ制度の運用に伴う実務上の論点から、窓口でのトラブル対応等、現場職員が「法的根拠を持って、自信を持って」対応できるための具体的方法をお伝えします。
また、カスタマーハラスメントの書籍執筆や東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員会における不当要求対応の研究等の知見から「住民からの多様な要求に対し、どこまでが法的義務であり、どこからが不当な要求(カスハラ)なのか」の明確な境界線もお伝えいたします。

講演テーマ例

窓口・現場職員向け
行政窓口におけるSOGIハラ・カスハラ対応の実務―住民の尊厳を守り、職員の安全を確保するために
  • 窓口でのカミングアウトや配慮の申し出に対しての適切な対応
  • 「なぜあんな奴の権利を認めるのか」といった他の住民からの抗議・カスハラへの法的反論術
管理職・政策決定層向け
自治体が取り組むべきLGBTQ+施策
  • パートナーシップ制度導入後の法的論点(公営住宅、外郭団体の福利厚生等)
  • 行政組織内でのSOGIハラ・アウティング発生時の法的責任
  • 「LGBTQ+施策反対意見」への対応、施策推進のロジック

スポーツとLGBTQ+

スポーツは、誰もが自分らしく楽しく輝ける場所であることが大事です。しかし、競技現場では「男女別」の厚い壁や、無意識の偏見によるハラスメントが、当事者の選手たちを深く傷つけ、競技断念に追い込むケースも少なくありません。
近年、国際オリンピック委員会(IOC)をはじめ、各競技団体でトランスジェンダー選手の出場ルール整備が進む中、指導者や運営者には最新の指針に基づいた「公平性と尊厳の両立」が求められています。近年、カミングアウトする選手の方も増えてきました。
スポーツハラスメント対策の知見と法的根拠に基づき、選手が安心して競技に打ち込める環境づくり、そして指導者が迷わないための具体的なガイドラインを提示します。

講演テーマ例

指導者・監督・コーチ向け
選手のパフォーマンスを最大化する多様性への配慮―スポーツ現場におけるSOGIハラ・アウティング防止
  • 指導中の何気ない言動(「男らしく」「女らしく」等)がハラスメントになる境界線、NG発言集
  • 選手からカミングアウトを受けた際の「適切な初動」と「守秘義務」
  • チーム内でのいじめ・疎外感を防ぐための、指導者による環境整備術
競技団体・運営者向け
スポーツの公平性と人権の両立―最新の国際指針から学ぶトランスジェンダー選手の受容実務
  • IOC新指針(2021年)以降の「科学的根拠」と「公平性」の考え方
  • 大会運営におけるトイレ、更衣室、ユニフォーム等の設備・ハード面の配慮
  • 性別確認検査を巡る法的・倫理的論点と、プライバシー保護の徹底
アスリート・学生選手向け
自分らしく、最高のパフォーマンスを―スポーツにおける多様性とアライの輪
  • LGBTQ+の基礎知識と、スポーツ界における多様性の歴史
  • チームメイトが当事者だったとき、できること(アライとしての行動)
  • 悩みがあるときの相談窓口の活用と、自分を守るための権利の知識

主なメディア出演

  • エイキョーさん~芸能人の影響で人生変わっちゃいました(日本テレビ)
  • グッド!モーニング(テレビ朝日)
  • めざましテレビ(フジテレビ)
  • バイキング(フジテレビ)

研修料目安

22万円(税込)

※地方自治体、学校、NPOからの出張授業、公益講演等のご依頼の場合はご希望に応じて低額でご案内することがございます。

過去のご依頼主様

  • 民間企業T様(新宿区)
  • 民間企業B様(千代田区)
  • 民間企業S様(千代田区)
  • 東京都産業労働局(千代田区)「LGBT/SOGIに対応した職場環境づくり」
  • ウィメンズプラザ「ジブツタセミナー『LGBT入門Part2』」
  • 中部生産本部・中部経営品質協議会「ダイバーシティ推進における労務トラブル対応 ~LGBTを中心に~」
  • 東京都労働相談情報センター(国分寺)「企業に求められるLGBTへの理解と対応」
  • 東京都労働相談情報センター(墨田区)「男女雇用平等セミナー LGBT等に関する基礎知識と企業の対応 ~誰もが働きやすい職場へ~」
  • 栃木県社会保険労務士会「皆が働きやすい職場づくり ~企業に求められるLGBTQ+対応」
  • 新日本法規財団「LGBT従業員が働きやすい職場づくり」
  • 他多数

書籍出版・執筆

  • 著書:弁護士 森伸恵
    LGBTはじめての労務管理対応マニュアル
    (労働調査会)

  • 執筆:弁護士 森伸恵
    ビジネスガイド 2022年7月号
    (日本法令)
    「LGBT従業員への福利厚生」

  • 執筆:弁護士 森伸恵
    ビジネスガイド 2023年3月号
    (日本法令)
    「SOGIハラの判断基準」

  • 執筆:弁護士 森伸恵
    人事労務実務のQ&A 2023年1月号
    (企業通信社)
    「LGBTと人事・労務管理の新展開」

  • 執筆:弁護士 森伸恵
    商工ジャーナル 2022年12月号
    (商工中金経済研究所)
    「中小企業のLGBT・SOGI入門」

  • 著:遠藤真紀(弁護士)、荻野友輔(弁護士)、木村裕史(弁護士)、森伸恵(弁護士)
    ケース別 地域社会の迷惑行為 困難事案対応のヒント