口座凍結の解決策について、前回のコラムでは
について解説しました。
前回のコラムを読んでいただいた方の中には
などとお思いになられた方も多かったのではないでしょうか?
そこで、今回のコラムからは、口座凍結と解除の対応を積極的に扱う元検事の西山晴基弁護士が、口座凍結のケースごとに、口座凍結されるきっかけ、凍結解除の方法、事前対策が必要な場合について解説します。
自分ないし弁護士等の代理人から、銀行に債務整理をすると連絡したとき
⇒銀行に対する債務の弁済を行う
債務整理により凍結される口座は、融資やローンなどの債務が残っている銀行の口座です。
銀行は、当該口座が債務整理の対象となったことを知ると、その債務をできる限りその口座内の預金から回収しようと考え、口座凍結するわけです。
そのため、銀行に対する債務の弁済が完了すれば、銀行の口座凍結の目的は達成されるため、口座凍結が解除されます。
債務整理を行う場合の多くは、既に弁護士等に対応してもらっていると思いますので、口座凍結によるリスクの対処方法も含めて相談してみましょう。