不当解雇・雇い止めになった場合の職場への対応方法
よくある相談風景①~不当解雇
先生、一方的に会社をクビにされてしまったんですけど・・。
理由は何か言われましたか?
はい、仕事上の些細なミスや勤務態度など注意されました。
何か通知書のようなものはもらいましたか?
はい、人事の人から一方的に通知書を渡されました。
そこにはどう書かれていますか?
いや、ちょっと手元になくて・・・。
わかりました。その他、辞めるにあたって何か会社の人に言われたことはありますか?
いや、もう決まったことだからと。
わかりました。もう少し詳しい事情を聞いてみないと何とも言えませんが、解雇無効を主張できる余地は十分ありますね。
実際にはこの後、さらに具体的な事実について詳しくお聞きしていきます。お聞きした上で、会社に対してどのように主張していくのか等を具体的に検討し、今後の流れなどをお話しすることになります。
弁護士に相談するメリット
- 1. そもそも法律的に不当解雇なのかどうか知ることができます。
- 2. 会社に対して迅速に解雇の撤回を求めていくことが可能です。
- 3. 弁護士による交渉、労働審判、訴訟等あらゆる手段を検討してケースに合った手段を執ることが可能です。
- 4. 残業代請求等不当解雇以外の問題点を会社に追求していくことも可能です。
よくある相談風景②~雇い止め
先生、会社からもう契約更新しないって言われたんですよ。
いつからその会社で働いているのですか?
えっと、たしか4,5年前だったかと思います。
入社した時の契約書はありますか?
今は手元にないんですけど探せばあると思います。
いつも1年ごとに更新だったんですか?
たしかそうだったと思いますが、更新手続をしなかった年もあったような気もします。
分かりました。そうしたらもう少し詳しい事情を聞いていきますね。
はい。
実際にはこの後、さらに具体的な事実について詳しくお聞きしていきます。お聞きした上で、会社に対してどのように主張していくのか等を具体的に検討し、今後の流れなどをお話しすることになります。
雇い止め基礎知識
「雇い止め」(更新拒絶)とは、何ですか?
有期雇用契約において、雇用期間を更新せずに契約を終了させることをいいます。
雇い止めは争えないんですか?
有期雇用契約は、雇用期間を定めた契約ですから、期間が満了すれば終了するのが原則です。ただし、雇い止めの具体的事情によっては、「解雇」と同様に扱うことができ、争える可能性があります。
無期労働契約への転換制度とは何ですか?
同一の使用者との間で、有期労働契約が通算で5年を超えて反復更新された場合は、労働者の申込みにより、無期労働契約に転換する制度のことです。